12/21 1年次生「認知症サポーター養成講座」を開催しました。

12月21日(木)6〜7限に、1年次生対象に、認知症サポーターキャラバンメイトの方々と玉野市地域包括支援センターの方による、「認知症サポーター養成講座」が開かれました。

◉「認知症サポーター」とは?

 認知症について正しく理解し、偏見をもたず、認知症の人やその家族を温かく見守り、自分のできる範囲で活動する「応援者」のこと。

◉「オレンジリング」とは?

 認知症サポーター養成講座を受講し「認知症サポーター」となった証として、受講者全員に配付されるもの。

 前半は、パワーポイントを用いて、岡山県や玉野市の認知症の人の数や割合、認知症の症状や原因、認知症の方への接し方などについて、丁寧に説明していただきました。生徒は接し方の具体事例や実際に認知症になった方のメッセージなど真剣に見入って話を聴いていました。

 後半は、メイトの方や本校教員が役者になって、コンビニでのやりとりの寸劇を披露して、「認知症を抱えたお客さんの気持ち」「店員さんの気持ち」「後ろで順番を待っているお客さんの気持ち」を考えて発表したり、実際に生徒が「店員さん」「後ろで順番を待っているお客さん」を演じて、望ましい対応や演じてみての感想を述べたりと、飽きさせないロールプレイワークとなりました。

 生徒の感想には、「認知症についての知識があまりなかったので、とても勉強になりました。」「もし認知症の人がいたら、優しく声をかけたり手助けをしてあげたりしようと思いました。」「認知症は他人事だと思っていたけれども、高齢者だけでなく若い人でもなり得る可能性があると知って、きちんと今後について考えようと思いました。」「家族に認知症の高齢者がいるので、とても身近な話題でした。これからの接し方について改めて考えていきたいです。」「家族やサポートの人に任せっきりになるのではなく、できる限りのことをすべきだと思う。「相手の立場」になって考える。」などがありました。最後に認知症サポーター養成講座受講の証として、オレンジリングをいただき、みんなで記念撮影をしました。

 今回の講座で、認知症についての理解を深め、対応の仕方や心得を学ぶことができました。これからは玉野高校1年次生も「認知症サポーター」の一員として、認知症の方々に対して温かい視点で見守り、接していってほしいと思います。